日本シリーズ開幕
セリーグ・パリーグの優勝者同士が戦う、これが真の日本一を競う決戦である。
一年かけて優勝を目指し勝ち得たもの同士が戦い、勝った者こそが日本一の
称号を得るにふさわしい。
テレビ解説に元ソフトバンク監督の工藤がいて、アナウンサーがしきりに
日本一の回数を褒めていたが、ソフトバンクはリーグ優勝を何度も落としている、
リーグ2位や3位で短期決戦を勝ち抜き、得た優勝など価値は無い、同一リーグで
手の内を知った中で短期決戦用の戦い方に徹した勝利には怒りしかなかった。
でも今年は違う、シリーズ優勝者同士の日本シリーズ 出場している選手たちも
緊張感が違うんじゃないかな。
優勝に貢献したエースが第一戦に投げるため準備したう上で、相手チームや
観客に最高のパフォーマンスを魅せつけようと気合の入った試合になる。
レギュラー選手はフルシーズン試合に出ているので、この時において
シリーズの疲れが出始め調子を落とすことも多いが、投手は普段はここまで
感じられない緊張感でピリッとして、観客は白熱した勝負に引き込まれてしまう。
昨夜の開幕第一戦目はオリックスエース、いやパリーグのエース山本が2本の
ホームランを含む4点を早くも5回で献上してしまう予想外の幕開けとなった。
そしてヤクルトの看板打者 三冠王の村神が8回のホームランでダメを押し
オリックスに4番打者の恐怖を魅せつけ一戦目の勝利を決めた。
セ・パの両看板の明暗を見せた第一戦であった。
オリックスはエース山本で2勝を目論んでいたと思うが、出鼻をくじかれ、
4番吉田に対する徹底したマークとその後を打つ5番打者の杉本の不調が
響きそうな予感をさせたが、次からは如何対処していくのかが勝利のカギとなる。
今年の秋は日本シリーズ観戦で楽しめそうである。
そして今回の観戦のお供は麦焼酎の緑茶割です。
緑茶は抹茶入り粉末茶を使う昔回らない寿司屋で飲んだことのある
威力のあるオーバースローの本格派です。
岡田 純