漫画の世界
WBC優勝の結末を見て日本のファンは『まるで漫画を見ているようだ』と言った。
最後のシーンは感動に花を添える奇跡のめぐりあわせと言うしかありません。
9回2死、投手大谷の迎えるバッターは大リーグを代表する現役最強打者と
謳われるエンゼルスの同僚マイク・トラウト
走・攻・守において超一流で銀河系を連想する金額の年棒を手にする
アメリカの超レジェンドである。
そのアメリカ最強のバッターからフルカウントの末、ウイニングショット、
魔球スウィーパーで空振り三振を奪う。
超レジェンドもダイヤモンドベースの内側から外側まで約43㎝も曲がる
高速スライダーにねじ伏せられたのだ。
大谷は土まみれのユニホームで雄叫びを上げ全身で喜びを表し、一緒に戦った
日本選手はベンチを飛び出し抱き合う姿はまさに漫画の世界だった。
漫画であればボクならこのクライマックスシーンにもう少し色を付けたい。
日本代表の中心投手で兄貴分として慕われるダルビッシュから前打席で
ホームランを打ったトラウトを9回二死で打者として迎える大谷投手、
大谷は8回に外野を抜いた自らのヒットで俊足を活かして3塁を奪おうとするが、
強肩トラウトの矢のような送球で3塁で間一髪のアウト、ヒートアップしてきた
日本ベンチに焦りと不安そして緊張が装う。
そしてゲッツー後あと一つアウトを取れば優勝というところでトラウトを迎えるが、
大谷のユニホームは汗と土で汚れ、肩で息をするほどに疲労感が漂う。
しかしトラウトを迎えると巨人の星 星飛雄馬のように眼だけは燃えている。
あとは事実通りでジ・エンド
ボクは時にくだらない想像が頭に浮かぶが、この大谷劇はどんな終わり方が
ふさわしいか漫画チックに想像しちゃうと
前回のブログ通りワールドシリーズで優勝し、当然MVPまで受賞する。
そして表彰台でのスピーチ 『僕の夢はすべて実現できました。全世界の
野球ファンの皆さん僕の夢実現にご声援をいただきありがとうございます』
『これで物語は完結とし僕はここで皆様とお別れしなければならなくなりました』
『僕の生まれ故郷金星からすでに迎えが来ております、それではさようなら』
と球場に円盤が現れ、手を振りながらそれに乗り、円盤は光りながら高速で消えていく
こんな感じはいかがでしょうか。くだらない想像にお付き合いありがとうございます。
岡田 純