衝撃を受けた曲
3月28日に坂本龍一さんが亡くなりました。
今年1月に高橋幸宏さんが亡くなって2ヶ月ちょっとしかたっていないのです。
坂本龍一・高橋幸宏と細野晴臣で結成したイエローマジックオーケストラ(YMO)
は45年ほど前、大ブームとなったシンセサイザーを屈指したテクノポップの
先駆者でありました。
以前このブログにも書いた覚えがあるが、高校時代にウド―事務所から
日本ではまだ売れていないグループのコンサートチケットをもらったのです。
ボク自身もまったく知らないグループだったが、せっかくだからと友人を誘い、
そのコンサート会場 中野サンプラザへ行きました。
当時では超有名級のミュージシャンは東京武道館で、これから爆発しそうな
ミュージシャンが出演する舞台が中野サンプラザでありました。
どんなもんだろうと開演を待っていたら、このグループの前に前座があるそうな
そして開演の幕が上がるとスポットライトの光の中からUFOが現れました。
UFOのコックピットが開くと赤い人民服をきた宇宙人らしきものが3体出てきて
TOKIO~TOKIO~と音楽が始まります。
本当に異星人が現れたのか、それとも未来人がタイムマシンに乗って
現れたのか 錯覚を起こすような演出でありました。
この名前も知らないグループが奏でるのがシンセサイザーを屈指した
全く新しい曲調で、それにより自分の感性はぶっ飛びました。
最前列だから確認できましたが、ギターが渡辺香津美(ジャズギタリスト)
ピアノが歌番組で見かけていた矢野顕子であったのにも驚きました。
これが前座の演奏ですよ! ぶったまげました。 その後すぐにテレビ・ラジオで
取り上げられYMO『テクノポリス』の大ヒットですから。
そのコンサートでは主役を吹き飛ばしてしまった衝撃的な演奏だったのです。
またその時のメイングループはその後日本の音楽シーンに現れることはなかった。
高校時代に生の演奏で衝撃を与えられたYMO、その内の2人が欠けてしまいました。
寂しいことに決して再演されることのない青春時代の思い出になってしまいました。
岡田 純