ジャパンモビリティーショー2023
お台場の国際展示場で11月5日まで行なっている現代の自動車産業が
目指している近未来を覗いてきました。
東会場の8つのコーナーには日本の各メーカーやベンツ・BMW・今まさに中国企業の
ヨーロッパにEVの技術で席巻しているBYDが未来の展望と売り込みに所狭しと
展示してありました。
中島飛行機が前身の富士重工・スバルは空飛ぶ車、ホンダは無人のタクシー車両
を展示し事故無・運転手無の未来カーというよりはAIが交通状況を把握し
瞬時に判断するロボットのようなもので、それはもう実用まじかなのです。
そして大御所トヨタは遠乗りでは頼りなかったEVもバッテリーEVをレクサスに投入、
充電20分で運行距離1,000キロを謳う未来カーを発表しました。
トヨタはEVでは後れを取っていたが世界の波が電気自動車であり、本気を出せば
充実したスペックを持つ車を開発することは時間の問題であったが、
4年ぶりのモーターショーでまさにその力を見せつけてきました。
でも自動車業界が電気そのものに頼ってしまうには判断が早すぎはしないか
中国製のEV車のバッテリーから火を噴いたとか 運航距離がメーカー表示に
全く満たないとか 電気を供給するところが少ないとか 充電に時間がかかるとか
悪い所が目につきすぎてボクには全く魅力を感じない。
そもそも電気を作る手段の火力発電は化石燃料を燃やし 石炭や石油を運ぶ手段も
化石燃料では温暖化対策には痛しかゆしである。
空気を汚さない原子力発電は理解を得ない人が多すぎ 電気のコストは
上がりっぱなしで天井が見えない。
自動車産業で先を行っていたドイツも電気をフランスから輸入しているようで
ここは原子力発電は絶対中止を謳っているので国内では車は売れず、衰退の一途を
たどり自動車の伝統や魅力が消え寂しくつまらないものになってしまう。
そもそも自動車のEV化は中国が仕掛けたハイブリット車に長けた日本車つぶしに
過ぎなく、都市部では有効でもそれ以外では無理が多すぎるのは明らかである。
日本の技術は全世界で最高であり、それを世界に認めさせ日本技術の力で
今までのガソリン+ハイブリットに主流を戻すべきである。
岡田 純