イチロー野球殿堂入りを果たす
元メジャーリーガーのイチローさんが1月21日資格1年目で米野球殿堂入りを
果たした。
メージャーリーグ在籍19年、2653試合出場して通算3089安打を放ち
通算打率311 117本塁打、打点780 盗塁が509 の記録を持つ。
そして圧巻なのは10年連続200本安打 10連続ゴールデングラブ賞
メジャーデビューの2001年には新人で首位打者、盗塁王 ア・リーグMVP
に新人王と驚きの活躍をして、さらには2004年にはメジャー新記録の
年間262安打を達成し2度目の首位打者に輝いた。
これだけの記録を持ち下馬評では満票で殿堂入りであったが結果は
1票足らずの得票であった。
全米記者協会在籍10年以上の記者が投票権があり、その内のたった一人が
名前を入れなかったことで投票権の持つ記者の中で犯人捜しのように
なっているようだ。
今までただ一人満票がいてナンバー1のクローザーマリアーノ・リベラですが、
ベーブ・ルースもハンク・アーロンも火の玉特急ノーラン・ライアンも
満票に届いていないので見方次第では仕方ないとも思えてしまうが・・・
攻走守すべてにおいて一流であり単打ばかりとはいえ10年連続200本安打
10年連続ゴールデングラブ賞は今後現れるとは思えない記録である。
だから米記者団の騒ぎはもっともで、今後の殿堂の指標づくりのためにも
犯人を捜してその理由を聞かせてもらいたい。
日本でも野球殿堂入りが1月16日に発表されているが、
ここでもイチローさんは満票に届かず92.6%の得票率となっている。
高校を卒業しドラフト4位で入団、10年在籍した中で3年目にレギュラーに定着
通算951試合出場し打率353 118本塁打 529打点 199盗塁 と立派な成績を
残している。
その中でも大記録として特筆できるのは、初の年間200安打以上を記録し、
その後5年連続で最多安打を記録している。
野手ではメジャー入りのパイオニアであり、アメリカでの活躍は
日本のプロ野球選手に刺激と希望を与え、WBCでも優勝できる力を与えた
と言っても過言ではない。
逆に技術の高い選手はアメリカに流出してしまう弊害も出来上がってしまったが、
世界観で見ると野球界の発展にはプラスになっていると思います。
取材記者にはきつい対応は言われ、その点が票に影響したとも言われてますが、
日本の野球レベルを上げる担い役となったイチローさんには日米満票で
殿堂入りになって欲しかった。
そして大谷選手はまだ先の話ですが納得の満票で殿堂入り候補の一人です。
岡田 純