ゾンビのごとく
子供の頃 一人遊びの中で第二次大戦の軍事物のプラモを作ったり
もしたが、未来を空想しマッハ5で飛ぶジェット機や
地球と宇宙を行き来するロケットを想像し それを絵にしたり、
ダイヤブロックなるもので創作し組立てたりしていた。
そして未来を空想する中で、太古の地球で恐竜が絶滅したように
この世の最後、世紀末というものを想像したりもした。
世紀末について 大地震などの天変地変 氷河期 巨大彗星が衝突
人口密度が増え同性愛が増え共食いが始まる、食物を奪い合い、
疫病が蔓延し死滅する、なんてことが描かれている本などが
当時は手軽に小学生でも読め、小さな頭の中で想像を掻き立てた。
まさに、現代の阪神淡路・東日本大震災 大津波に原子力事故
寒冷化でなく温暖化だが気候の変動 エイズにサーズに新型コロナ
食物の奪い合いではなく マスクやトイレットペーパーの奪い合い
そして殴り合い
言うなれば、これはまさしく昔に空想した世紀末そのものである。
現代のボクはそれなりに思考が変わり 子供の時のようにSF的に
想像する世紀末は ある疫病が全世界で蔓延し人類が滅亡する。
そのウイルスに罹ると人間はゾンビ化してしまう。そのウイルスは
増殖しようと人々に噛みつき蔓延して行くのだ。
どうしてもゾンビ映画は苦手で、ボクにはとっては気味悪く
怖くて見ることができない映画で新型コロナウイルスとダブるのだ。
岡田 純