ドックランデビュー
愛犬の個性や社会性を知るにはドックランで
ほかの犬に交じり遊ばせるのが一番良いと思います。
我が家の愛犬リュウは日頃散歩で出会う犬には、でかいドーベルマンであろうが
怖そうなブルドックであろうが相手かまわず尻尾をブリブリ振りながら
絡んでいくので、野犬であったら怖いもの知らずの群れのボスになる器だと
思っていたが、それは全くの勘違いだった。
妻とはそろそろドックランに連れて行こうと言っていたが、未だ十分な躾が
できぬまま 9月30日にドックランデビューさせました。
最初は犬だらけの雰囲気に慣らすため 初心者ゲート内で遊ばせようと
ボールやフリスビーを投げるが、まったくの無視で とにかく外で
遊びまわる犬が気になっていてその動きに目が釘付けになっていました。
やっぱり犬同士遊びたいのかなぁと その時は一匹しかいなかった
中型犬用自然ゾーンに入り 恐る恐るリードを放してみた。
放した途端にじゃれてるつもりが乱暴なことをしでかし、相手の飼い主さんに
嫌がられてしまうのではないかと思いきや、いきなり追いかけられ
逃げ回る始末、うちのボス候補が追いかけられる様を見てボクの目は点になった。
相手の犬はまだ一歳になったくらいの甲斐犬♂が 追っかけまわし
玉無しであるが♂のリュウにマウンティングするのである。
それが数十分続いた後、続々中へ入ってきた数匹の犬が混じりだしたその隙に
リュウは群れから逃げ出しベンチの脇に横たわり知らん顔で休んでいる。
最初の遊び相手の甲斐犬は、さすがマタギ犬と思わせる獲物を追い詰める
行動力とスタミナ 日本の天然記念物に指定されている特有の個性を
いかんなく発揮しており、うちの近所ではボス候補のリュウもたじたじであった。
ここでのリュウは甲斐犬が強すぎたので追いかけられるばっかりだったが、
ヘタレた鳴き声は一切出さず、一度となく吠えることもなかった。
また好奇心や走り回る元気さはあるが、ウサギ追いの猟犬ビーグルと
野犬のミックスであろうリュウには残念ながら猟犬らしいスタミナが
無いのが見て取れた。
相手に対し威嚇したり噛みついたりしない とてもフレンドリーであることも
改めて見て取れ、成長するにつれ他の犬に対する社会性が身についてきている
とも思いました。
今回お世話になったところは高塚新田にあるドックラン 平日800円で運動不足や
日頃のストレスのたまった愛犬を思い切り走らせられるありがたいところである。
来園される犬も飼い主もフレンドリーであり、口コミで浦安や千葉から来たという
方々もいたので、それは広くて安心なところであるということなんでしょう。
家に帰る車では、さすがに疲れ果てリュウは眠っていました。
岡田 純