第46代米大統領バイデン氏就任
1月20日ジョー・バイデン氏が第46代アメリカ大統領に就任した。
その就任式が終わると即座に前トランプ大統領の主要政策を覆し、
国家の変革をアメリカ国民に示した。
地球温暖化に対する環境整備へ取り組むパリ協定への復帰やコロナ対策を
重要課題にするためWHO脱退の撤回など、ヨーロッパ諸国と対立させた
政策をいち早く取り決めた。
これからもトランプが野放しにしていた国内でのコロナ対策を含め
大統領令を50以上署名すると伝えられています。
大統領選挙後もヒートアップするバイデン支持者VSトランプ支持者の争いが、
今やアメリカ分断させていると言い、世界を震撼させる火種となっているように
映し出されました。
民主党と共和党 それぞれの支持者の主な階層は、民主党は都市部の白人や
有色人種、共和党は白人の労働者 大まかすぎではあるが、このように
分けられて見られている。
警察官による黒人の暴行死を大きく取り上げられたことで、人種差別が大きく
両党支持者の争いに影響しているとTVでの取り上げ方で感じられた人も
多かろうが、根本は経済格差であることを知っておくべきである。
都市部のITでバブっている富裕層対工業地帯の貧困労働者の経済格差が
選挙の対立に相まって歯止めがかからなくなっているのである。
今のコロナ感染拡大により働くことができない労働者とコロナお構いなしに
収入が増える一方の富裕層、こんな情勢の中で一市民のこずき合いが
銃の所持ができる国であれば大きな抗争となっても不思議ではあるまい。
もしかしたらこの分断が新しい国家に独立しようとする勢力を生み
約160年前の南北戦争のようなものに発展する可能性があるかもしれない。
そもそも前大統領トランプが経済格差を生んだのではなく、リーマンショック後
オバマ政権が発足しいち早く景気を回復させた、だがITバブルにより富裕層と
人種を問わず工場などの労働者との経済格差を生んだ。
それがあったから前回大統領選当時劣勢だったトランプ氏が当選したと思うのだ。
ボクがもしアメリカ国民であったとしたらトランプ支持であろう、
自国第一のナショナリズム、昔のアメリカを取り戻そう 中国を倒し
正真正銘のアメリカNO.1 大いに応援するであろう。
アメリカ国民第一とし貧困にあえぐ労働者階級の失業を不法に流入する移民から
守る政策をリベラル派や人道主義者から抗議を受けるのをわかっていながらも
実行する決断力とパワーはTOPとしての力強さを感じた。
中国寄りと言われるバイデン大統領のほうがこの先日本にどう向いてくるのか
それが怖いです。
岡田 純