遊びからの教え
愛犬リュウはドックランで遊ぶのが大好きです。
月2回ほど車に乗せ連れて行くのですが、車の中では落ち着かず、
現地に着けば興奮が抑えきれずリードを力いっぱい引っ張ります。
大型犬専用エリアに入り、リードを離した途端、突っ走って集団の中に入り
追っかけっこを始めます。
リュウは大型犬エリアでは小さいほうで、馬力ではかなわないからでしょう
自分で追っかけられる役割で遊んでもらおうとしています。
この日は先客に大きなドーベルマンがいて一番幅を利かせている風でした。
追っかけっこも小刻みに走り回りかわそうとしますが、ドーベルマンの長い脚には
かなわずしばらくして捕まってしまいます。
捕まれば倒され圧し掛かってきます。そして首をめがけて噛みついてきますが、
噛みつき方がほかの犬とは迫力が違います。
体には何一つ嚙んだ後がないし、リュウも吠えたり尻尾を腹へまいたり
嫌がったりしてしないので本気ではないようだが、急所である首だけを
狙う姿はまるで戦い方を教わっているようでした。
このドーベルマンは♀であり、「戦う時は相手の首に噛みつけ!」と
ライオンのような野生動物が母親から教わっているように見て取れました。
犬には犬種によって習性があり、リュウは雑多な犬種が交わっていて、
追っかけっこの姿や動くものや動くものに対する反応の鋭さから
ウサギ狩りのビーグルに獲物を待つ姿などからポインターのような猟犬の習性が
備わった感じであり、ドーベルマン先生も戦いというより狩りの仕方を教えた
のかもしれません。
また新しくエリアに入ってきた犬には必ず挨拶に行くフレンドリーな性格も
ドックランに来なければわからなかったので、飼い主が愛犬の習性に気づいたり、
犬同士の遊びのルールを学ぶのがドックランのようです。
この日はとことん遊び、家に帰ったら相当疲れたようで夜はおとなしく寝ていました.
岡田 純